美意識が高いと危険!?水ダイエットで起こる水中毒とは?
熱中症はもちろんの事、
デトックスや美肌の為にモデルさんたちが
「1日2リットルのお水を飲んでいます!」
とペットボトルを持ち歩く習慣を美の秘訣として語っています。
そうです!水分は美容にも熱中症予防にもとても大切です!
でも、チョット待って!
なんだかスッキリしないその不調は
”水中毒”かもしれません!
水中毒とは?
水中毒(みずちゅうどく、water intoxication)とは、過剰の水分摂取によって生じる中毒症状であり、具体的には低ナトリウム血症や痙攣を生じ、重症では死亡に至る。人間の腎臓が持つ最大の利尿速度は、毎分16mLであるため、これを超える速度で水分を摂取すると、体内の水分過剰で細胞が膨化し、希釈性低ナトリウム血症を引き起こす水中毒に陥る
引用 wikipedia
水のがぶ飲みを続けていると、体内のナトリウムが薄くなり様々な不調を起こすのですね。
症状は?
- 頭痛
- めまい
- 頻尿
- 疲労感
- 浮腫(むくみ)
- 下痢
軽傷の場合はこのような症状が起こります。
重症になると、嘔吐、意識障害、呼吸困難など、最悪の場合死に至るそうです。。
筆者の体験
そういう筆者も軽い水中毒になった事があります。
水分摂取が健康と美容の為だと信じていた
有名モデルさんたちが、毎日の健康美の為に水を2リットル飲んでいるという記事をみて数年間実践していました。
朝起きたら、水をコップ一杯、食後にコップ1杯、掃除後に掃除1杯、、、、
1日、2リットルを目指して頑張っていました。
1日2リットルは結構大変で、ペットボトルを空にするためにがぶ飲みしたりもしていました。
特に夏は喉が渇くので、2リットル以上の日もあったかもしれません。
当たり前のようにトイレの回数も多かったので
「デトックス出来ている!!悪いものが出ている!」
と気分はスッキリ。
気分がスッキリとは逆に、カラダは重くなる一方、、、
・頻尿
・だるさ
・めまい
・ひどい浮腫み
・頭痛
に悩まされました。
この症状を東洋医学の先生に相談をしたところ「水の飲みすぎ」を指摘され(東洋医学では水毒)、1日2リットルが体質に合っていないことが発覚したのです。
夏の熱中症だと思っていた頭痛も、熱中症対策の為にさらに多く飲んでいた水が原因でした。
現在の水の量
現在は、ちょこちょこ飲む水の量を、コップ1杯から→1口に変えています。
はじめのうちは、物足りずかなり意識しないといけませんでしたが、1年経った今はたまに1口が定着しています。
大量の汗をかくことがない限り、水分は夏も変わらず増やしません。
熱中症が気になる日は、スポーツドリンクを飲んだりします。
そうするだけで、「水中毒」の症状はみるみる無くなりました!!
正しい水分補給を!
水分は不足するのも危険ですが、摂取しすぎるのもいけません。
人によって、体温や筋肉量、代謝量が違います。
水分をたくさん摂っても身体に巡っていないという事もあります。
- 目的
- 環境
- 適切な量
- 体質
を使い分けること、自分のカラダの状態を観察しながら、正しい水分補給について知っておくのは大切ですね。