日本沈没|リアル地震がドラマとリンクして怖い!本当にありえる?
小栗旬さんが主演を務める、日曜劇場「日本沈没ー希望のひとー」が2021年10月10日から放送されました。
1話では伊豆島沖で島が沈んでしまうという衝撃の展開でしたね。
そして、ドラマの放送と同時期に現実での地震が発生したことから、「日本沈没」がリアル過ぎるという不安や「日本沈没が現実に起こりそうで怖い」などといった声が多く見られます。
そこで今回は、日本沈没とリアル地震との信憑性を調査!
この記事では、
・ドラマ「日本沈没」がリアル地震とリンクしている内容は?
・「日本沈没」は現実的にあり得るの?
についてご紹介していきます!
日曜劇場「日本沈没」でリアル地震が怖い!
2021年10月10日からドラマ「日本沈没」がスタートしましたが、ドラマの前後にリアル地震が多発していることから世間は不安を感じている人が多いようです。
その原因は、実際に起きた地震とドラマのストーリーにある地震が似ているのです!!
日本沈没面白くて見てるけど最近地震多くてビビってる
— KeNKeN✧ (@ken_3zzz) October 21, 2021
今ドラマで『日本沈没』ってやってるけど、最近ほんと地震が多い。
今日も地震あってもう日本あちこちで揺れすぎてる感じがする(>_<)
阿蘇山噴火もあったし、大丈夫なんかな。。(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)— うどん (@bluenote_zodiac) October 21, 2021
では、リアル地震とドラマで重なっているところはあるのでしょうか?
ドラマと同じような地震が発生!
ドラマスタートの3日前、2021年10月7日22時41分頃に千葉県を震源とする地震が発生しました。
東京23区では、東日本大震災以来の強い揺れとなりる震度5強を観測しました。
その3日後に放送された「日本沈没」の1話の中でも大きな揺れが地震が発生するシーンがありますが、実際に起きた地震の内容と重なっていたのです!!
ドラマでは伊豆半島沖を震源とする震度5弱の地震でとてもリアルな内容となりました。
#日本沈没
本当にあった前回の地震と
重なってるのすげぇな……w pic.twitter.com/nIWID21bnD— 👘リヨユキ🇯🇵 (@ryojya71) October 17, 2021
おはようございます!
ドラマの日本沈没見ていて、放送少し前に震度5強の地震があったのは凄いタイムリーだったんですね— koe (@HsmT_msK) October 22, 2021
実際に10月7日に起こった千葉沖の地震では帰宅困難者が問題視され、今後の大都市での大震災時の大混乱問題が浮き彫りになりました。
プレートの仕組みが同じ?
ドラマでは、実際に巨大地震が起こると想定されているプレートについても同じような設定になっています。
現実の世界でも関東は北米プレートの上に乗っていて、その北米プレートの下にフィリピン海プレートと太平洋プレートという2つのプレートが潜り込んでいるという構造になっています。
(予報センター山口)#日本沈没 千葉県北西部で起きた地震は、太平洋プレートとフィリピン海プレートの境目で起きました。つまりこのドラマの中では、3つのプレートがほぼ一致しているよな感じです。
— かんたろ (@i_gcn1) October 10, 2021
日本を支えているプレートの原理はドラマでも現実でも同じのようです。
ドラマにないけど。。不安
ドラマのストーリーにはまだ出て来ませんが、ドラマがスタートしてから実際に起こった地震や火山の噴火も世間の不安を煽ってしまっているようです。
2021年10月21日 東海道南方沖 M5.8
【震度・震源速報 2021年10月21日】
17時36分頃、東海道南方沖を震源とする地震がありました。震源の深さは約380km、地震の規模はM5.8と推定されています。この地震による津波の心配はありません。 pic.twitter.com/RdiTja0RhN— ライブドアニュース (@livedoornews) October 21, 2021
2021年10月20日 阿蘇山噴火
阿蘇山爆発したわ🌋 pic.twitter.com/aU5oRxVM87
— ツカニ♋🌻ゆかのひと (@tsuka2_) October 20, 2021
2021年10月17日 小笠原諸島噴火・地殻変動
シン日本沈没、もしくはシン硫黄島の冒頭に使えそう…
地殻変動で沈没船が陸上に…小笠原諸島で噴火相次ぐ|テレ朝news-テレビ朝日のニュースサイト https://t.co/kCs1X0gHAy
— Dr.(Shirai)Hakase #VRStudioLab in REALITY (@o_ob) October 18, 2021
ドラマでは火山の噴火シーンはまだありませんが、映画版「日本沈没」では阿蘇山の噴火はあったようですね。
ドラマでの地殻変動はプレートが沈み込み関東が引きずり込まれて沈んでしまうという設定ですが、現実に起きている硫黄島の地殻変動は隆起していると言われています。
ドラマ内容がフィクションだとしても、「日本沈没」がスタートした10月だけでこれほどの地震や自然災害があると、放送を見て現実とリンクさせてしまうのは仕方のない事かもしれません。
日本沈没は現実的にありえるの?
では、ドラマ「日本沈没」のような現象は実際に起こってしまうことはあるのでしょうか?
ドラマ「日本沈没」での関東沈没が始まるとされる原理
関東地方が乗っかっている北米プレート、その下に潜り込んでいるフィリピン海プレートと太平洋プレート、この3つのプレートの状態が非常に不安定になっているという設定になっています。
それに加え、
・温暖化による海水面の上昇
・COMS(ドラマ上での架空の設備)の建設が負荷をかけた
という設定になっています。
現実では温暖化による海面の上昇はありますが、COMSはありません。
「COMS」(Co2を出さない夢のエネルギー資源を海底から掘削・抽出するシステム)事業による大規模な海底掘削が関東沖の海底プレートにゆがみを与えていて、それが原因でスロースリップの加速を誘発し地殻変動の引き金となってしまった。
という設定です。
スロースリップは現実でもおこっている
[jin-iconbox06]スロースリップは地震を伴わないプレートの断層滑りのこと。一週間に1㎝くらいなので人体で感じる事はないそう[/jin-iconbox06]「日本沈没」テレビ番組でやっているが、私が以前から気になっていたのが、房総沖のスロースリップ。房総半島沖でスロースリップ現象とは、陸のプレートと海のプレートの境界が、1週間に10cm程度ゆっくりズレ動く現象です。https://t.co/q4ptnNw4vK
— クロちゃん (@neko01241751) October 24, 2021
、、という事で、スロースリップは実際にも起こっている現象ですが、スロースリップによって断層が沈没する事は絶対にあり得ないっと地震専門家がコメントしています。
これを聞くとちょっぴり安心ですね!
では、そもそものところはどうなのでしょうか?!
ドラマのような沈没はありえない?
地震専門家によれば現実でのスロースリップ現象では、一週間に1㎝程度のスピードで日本が沈没するにしても何百万年・何千万年かかるそうです!
よって、ドラマのような日本が沈没するような事態は非現実的な話なのです!
最近では、地球温暖化による「気温変化が地下の力のかかり具合に変動を与えている」という研究結果もあるそうですが、基本的には気温変動が地震活動に関係していることはないとされているようです。
、、、とはいっても、何が起こるか分からないこの世の中。
ドラマとリンクするようにリアル地震が多発すると、「震災が現実に起こってしまうのではないか?」という不安になります。
そんな時こそ、災害時の備えや心の備えを整えるキッカケにしていく事が大切なのかもしれませんね!